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慈悲の瞑想・実践のポイント
慈悲の瞑想の仕方はいくつかありますね。
私としては、伝統のスタイルにこだわることなく、体感的に慈悲を感じられるようなやり方や自分に合ったやり方を行えばOKと思っています。
大事なことは「体感」です。
それと「実践」。
この2つ。
慈悲の意味を考えすぎるとできなくなりますので、シンプルに「やさしさ」「あたたかさ」が感じられればOKです。
シンプルに祈りでもOKですね。
そこから慈悲の心は感じられてくるようになると思います。
で、その心を元にして、日常の中でも慈悲の心で周りに向き合っていくと良いかと思います。
この積み重ねですね。
これを積み重ねて、習慣になるなればOKじゃないかと思います。
慈悲の瞑想の仕方
で、慈悲の瞑想の仕方ですが、いくつかのやり方があります。おすすめしているのは次の3つになります。
体感(感覚)、イメージ、言葉を使うやり方ですね。
体感・感覚
体感・感覚を使ったやり方のポイント
- しあわせ、ありがとう、あたたかさ、ほっこりを感じる、全身に感じる
- ハートチャクラ(胸の真ん中)を感じる
- 何もしないでただいる(じわーっとしあわせや広がりを感じる)
イメージ
イメージを使ったやり方のポイント
- しあわせ、あたたかさを感じる人(家族、友人、尊敬してる人)、動物(ペット)を思い浮かべる、よろこんでいる姿を思い浮かべる
- 光をイメージする(感じる)、薄いピンクの光が胸の真ん中で感じる・広がる
- 天空から光が降り注ぐ、光にあふれている、キラキラとした粒子に包まれている
言葉
言葉を使ったやり方のポイント
- 「しあわせでありますように」などの文言を唱え続ける
動画説明
このように体感(感覚)、イメージ、言葉を使って、慈悲を感じるやり方です。少し古い動画になりますが、動画でも説明しています。
メッター祈りの会の説明~慈しみの瞑想のやり方・効能
祈り・ハート瞑想・慈悲の瞑想のさまざまなやり方
慈悲の瞑想の具体例
慈悲の瞑想の要諦(ポイント)は上記の通りになります。
では、具体的にどうやるのかの具体例をご紹介いたします。
ちなみのこれは、パーリ仏典 長部経典 第十三 三明経などにあるやり方を下地にしています。
慈しみ(メッター)の瞑想・祈りのやり方
(1)慈悲を体感する
- まず自分へのしあわせ感、ありがとうの気持ちを感じます。
- 胸の真ん中(ハートチャクラ)に意識を向けるとあたたかく感じることが多くなります。
- しあわせ、あたたかさを感じる人、動物を思い浮かべてもいいです。
- どういったやり方でもいいので、しあわせ、あたたかさ、ほっこりを感じることができれば、しばらくそのままでい続けます。
(2)慈悲を広げる
- その気持ち(感覚)を全身に広げます。
- 周囲に少し広げてみます(広がっていきます)
- 四方八方(上、下、前、後、右、左)に広げます(広がっていきます)。
- 広げられる(広がる)ところまで広げます。
(3)慈悲の念を向ける
- そうして家族、友人、知人、仕事で縁のある人等々を感じます(祈ります)。
- 住んでる地域、市、県、日本全体、世界全体のしあわせを感じます(祈ります)
- その広がったままたたずみます(祈り続けます)。
(4)ポイント
- 「感覚」「感じ」で行っていきます。
- 「広げる」よりも自然に「広がる」という感じのほうがよりよくなります。
- 感覚、感じがわからない場合は、イメージを使っても構いません。
- あるいは、テーラワーダ仏教協会の「慈悲の瞑想」やキリスト教の「祈り」のやり方でもOKです。
慈悲の瞑想はおすすめ
慈悲の瞑想はおすすめです。
イチイシ、ニオシしています。
「いまここ」といった気づきの瞑想(マインドフルネス、観察瞑想)が大事なことは言うまでもありませんが、慈悲の瞑想(ハート瞑想)もおすすめです。すごい効果が出てきます。
慈悲の瞑想はテーラワーダ仏教協会の方法が有名かもしれません。しかしこれ以外にも慈悲(ハート)の瞑想のやり方はあります。
たとえば上記で紹介したやり方です。
ハート(慈悲)を拡大していくやり方です。
このやり方は、パーリ仏典 長部経典 第十三 三明経などにもあります。「慈しみの心」を全方位に広げていくやり方ですね。
ちなみにこの方法は、後に密教にも取り入れられます。
またキプロスの大ヒーラーだったダスカロスも似たような方法を行っています。
「慈しみの心」とは、ハート、感謝、しあわせ、思いやり、いたわりの心などですね。この心をつちかうのが慈悲の瞑想。で、瞑想では全方位・四方八方に広げていくのがおすすめです。
ぜひぜひ取り入れることをおすすめいたします。