メッター祈りの会について
12月の予定・・・12月11日(水)20:00~20:20(20分間)
- 世界・周囲・自分自身にに慈しみ(メッター、おもいやり、やさしさ)の心をいだく。できるならば広げる。
- 慈しみの瞑想や祈りのやり方は自由
- 参加はZOOM
- 20時になれば粛々と始めます
- 20分間は沈黙のまま行います
- ZOOM参加では、顔出しが苦手な場合は、顔出しをしなくてもOKです
- ZOOMに参加しないで各人で行うこともOKです
- 参加費:なし
- 参加の仕方:こちらのメール vipassa65@gmail.com 小林紀生までご連絡。折り返しZOOM参加URLをお知らせします
メッター祈りの会を行う理由
メッター祈りの会は、2021年5月から開催しています。2024年の今年で3年目を迎えます。
メッター祈りの会を行う理由を、少し書いてみたいと思います。
今、世の中はざわざわとすることが多くなっていますね。
世の中の出来事に対しては、個人の力では、何もできないようなむなしさを憶えるかもしれません。
けれども「祈りの力」「慈しみの心」は、目に見えない領域でパワフルに作用します。
祈り・慈しみは、共鳴し増幅する性質があります。
そこで、自分も含めて、この世界がよくなるように、世界中の人々が安穏で平和な暮らしができるように、月に一回「メッター祈りの会」を行っています。
慈しみの瞑想や祈りは、行っている自分も気持ちがよく、しあわせになります^^
「祈り」は宗教?
ところで「祈り」といいますと、「えー宗教?」なんて思うかもしれませんよね^^;
また神や仏にすがりついて、依存するような姿勢で「なんだかなあ」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
いえいえ、これらは「本来の祈り」ではないんですね。
「本来の祈り」とは、
慈しみの心にあり続けること
になります。
「祈り」は、肉体に収まった「私」を超越する、もっともシンプルな行為でもあります。
しかも「祈り」は、自分も含めて、すべての生命のしあわせを願い、慈しみにあふれる状態です。
もし、この様が日常的になりますと、世界を慈しむ心にみたされて、日々しあわせな気持ちを感じるようになります。
人生上の諸問題は誰にでもあると思います。けれども、そうした悩みや問題を解決する「心の有り様」の一つが「祈り」でもあります。
ここまでお読みになっておわかりかと思いますが、「祈り」は決して、宗教ちっくな行為ではなく、実に自我を超越する行為でもあったりします。
もっとも自我を超越するといっても、悟りではありません。心が広くなるという意味での自我の超越です。
メッターとは慈しみ~とても強い心
ちなみに「メッター(mettā)」とは、パーリ語で「慈しみ」といいますね。
「慈しみ」とは、平たく言えば、「おもいやり」「やさしさ」「親切心」といった心ですね。
先年、お亡くなりになった宮城まり子さんという方がいらっしゃいました。宮城さんは、静岡県の掛川市に「ねむの木学園」を創設し、福祉事業にいそしんだ方です。その宮城さんは「やさしくね、やさしいことはつよいのよ」と言われていたようです。
宮城さんは、おそらく経験的に、体験的に「やさしさ」の持つパワフルさを実感されていたんじゃないかと思います。
実際「やさしさ」は、決して弱い有り様ではないんですね。実は非常にパワフルだったりします。
「やさしさ」の持つパワフルさは、「私」という思いやとらわれが弱くなると、はっきりと顕(あらわ)れて、如実に体感できる性質があります。
「私」というのが薄くなってくると、「やさしさ」本来の力と作用が出てまいります。
先ほども書いた通りでして、慈しみの瞑想、祈りは、まさに「私」を超える行為だったりします。
「私」を超えるから、自分も含めた全ての生命への慈しみ、世界の平和への祈りになりますね。
古来より、世界中の宗教で「祈り」を行い、尊んでいる理由は、まさに、ここにあると思います。
ブッダも「慈しみ(慈悲喜捨という四無量心)を非常に大切にして、出家していた比丘にも推奨していました(パーリ仏典 長部経典 第十三 三明経)。
小さな肉体(枠)にとどまる「私」から、垣根の無い・弱い、広がりのある「私」へ。これに誘うのが「慈しみの心」であり「祈り」であり、「やさしさ」ですね。
「やさしさ」から真の慈しみが開けていくとも言えるかと思います。
メッター祈りのやり方
メッター祈りの会の説明~慈しみの瞑想のやり方・効能
祈り・ハート瞑想・慈悲の瞑想のさまざまなやり方
メッターの祈りのやり方はご自由です。ご自分のやりやすいやり方でOKです。たとえば、
- 慈しみ(メッター)を四方八方に広がる瞑想・祈り(原始仏典に伝承。密教でも行っているやり方)
- 慈しみの感覚を感じるハート瞑想・祈り
- 慈しみのイメージを使ったハート瞑想・祈り
- テーラワーダ仏教協会の「慈悲の瞑想」
- 神や仏へ祈る
- 苦しみを愛・慈悲に変換する「アテーィシャのハート瞑想」
- ダスカロスの「ヒーリング・ハート瞑想」
- エネルギーで自己浄化を図る「リーボール瞑想」
体感・イメージ・言葉を使ったやり方を解説しますと、こういうやり方があります。
1.体感・感覚
- しあわせ、ありがとう、あたたかさ、ほっこりを感じる、全身に感じる
- ハートチャクラ(胸の真ん中)を感じる
- 何もしないでただいる(じわーっとしあわせや広がりを感じる)
2.イメージ
- しあわせ、あたたかさを感じる人(家族、友人、尊敬してる人)、動物(ペット)を思い浮かべる、よろこんでいる姿を思い浮かべる
- 光をイメージする(感じる)、薄いピンクの光が胸の真ん中で感じる・広がる
- 天空から光が降り注ぐ、光にあふれている、キラキラとした粒子に包まれている
3.言葉
- 「しあわせでありますように」などの文言を唱え続ける
- テーラワーダ仏教協会の「慈悲の瞑想」
というやり方もあります。
どういうやり方でもかまいません。お好きなやり方で祈っていただければと思います。
慈しみの心や祈りは、ハートのエネルギーが共鳴し増幅する作用があります。
また祈り・慈しみの心が身につき始めるようになりますと、自分も周囲にも、変化が出てくることが多くなります。
祈り、慈しみの心の力は絶大です。
気づきの瞑想とともにあわせて行いたいのが「祈り」ですね。慈しみの心の実践。
「メッター祈りの会」では、毎月1回~2回、20:00~20:20の20分間、慈しみの心・祈りを四方八方に広げて、世の中の安穏と平和を祈ります。
当日は、20時になったらティンシャを合図に粛々とはじめます。
ご一緒にいかがでしょうか?
参加をご希望の方はこちらのメールまで。
vipassa65@gmail.com 小林紀生
★慈しみ(メッター)の瞑想・祈りのやり方(一例)
- まず自分へのしあわせ感、ありがとうの気持ちを感じます。
- 胸の真ん中(ハートチャクラ)に意識を向けるとあたたかく感じることが多くなります。
- しあわせ、あたたかさを感じる人、動物を思い浮かべてもいいです。
- どういったやり方でもいいので、しあわせ、あたたかさ、ほっこりを感じることができれば、しばらくそのままでい続けます。
- その気持ち(感覚)を全身に広げます。
- 周囲に少し広げてみます(広がっていきます)
- 四方八方(上、下、前、後、右、左)に広げます(広がっていきます)。
- 広げられる(広がる)ところまで広げます。
- そうして家族、友人、知人、仕事で縁のある人等々を感じます(祈ります)。
- 住んでる地域、市、県、日本全体、世界全体のしあわせを感じます(祈ります)
- その広がったままたたずみます(祈り続けます)。
- 感覚、感じで行っていきます。
- 「広げる」よりも自然に「広がる」という感じのほうがよりよくなります。
- 感覚、感じがわからない場合は、イメージを使っても構いません。
- あるいは、テーラワーダ仏教協会の「慈悲の瞑想」のやり方でもOKです。https://j-theravada.net/world/metta/
慈しみ(メッター)・祈りの心は共鳴し増幅する
「メッター祈りの会」は、参加される皆さまそれぞれの祈りの心・慈しみの心が、共鳴し増幅し、とても強いハートエネルギーを生みだし、ありがたいひとときになります。
祈りの心・慈しみの心は、共鳴し増幅する性質があります。
一人で祈り・慈しみの瞑想を行うよりも、何人か集まって行うほうがパワフルになりますね。
参加すると、その影響も受けます。
ハートの心はハート次元の恩寵によると言っています。
メッター祈りの会は、ハート次元の恩寵の扉が開くひとときですね^^
参加される皆さまの祈り・慈しみによってハートの場も形成されます。
参加していますと、ハートがつちかわれて、だんだんとハートが目覚めていくようになります。
慈しみ・ハートの心は、スィートなところがあります。やさしく、やわらかい。
慈しみ・ハートの心をはぐくみたいと思っている方は、ぜひお待ちしております!
瞑想とはまた違う味わいになりますが、よき一時(ひととき)になります。
開催している瞑想会など
【平日】瞑想・気功教室(初心者向け) 2024年12月4日(水) 【土曜】瞑想&気功教室(初心者も参加可能) 2024年12月14日(土) メッター祈りの会【ZOOM】2024年12月11(水) オンライン瞑想会【ZOOM】2024年12月18日(水) マンツーマンZOOMカウンセリング&アドバイス